野村綾子○○△
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古い建築というのは、見てすぐではその本質的な価値がわからなく、だから周囲にちぐはぐな建物が出来たり、大切にされなかったりするのではないかと思った。そこで、新しい建築で、古い建築を尊重することを視覚的に表せないかと思った。大隈講堂の中心に球心点を設けて、ギャラリーを散在させることを考えた。大隈講堂に近い方は束縛が強くて円に近いが、球心点から離れていくごとにその束縛から開放されて、独自の形が出てくる。それぞれのギャラリーは大隈講堂の開口が伝承されていて、それぞれがつながりを持っている。一番近いギャラリーは大隈講堂の特徴でもあるピロティから自由に出入り出来るようになっている。
山崎:アイデアはおもしろいがパビリオン的なものの姿がもうひとひねり欲しかった。庭園のことも考えるとこの形は疑問がある。
平本:もっと軽い壁で囲んだ方が言っている意味に近い。
古谷:壁の厚みもだが、切れているところの小口が単純に塞がってしまったのも残念。
藤井:今回の課題においては、中に入るというよりは視線が少し抜けるくらいがちょうどいい。開口から大隈講堂が見え隠れするようにするなど。他と違って面白いところはボリュームを一つのルールの中でいくつか点在させていること。マッシブな大隈講堂のボリュームに対して円の形が対比されている。
古谷:実際に作ってあるものは小さいものだが、支配した空間の大きさは大きい、その対比が良い。これは予算に合う。二枚の壁の開口の開け方をもっと工夫して、ある所からは視線が抜けてある所らかは全く見えないようにすると、この形をたどって歩く面白さが生まれる。この開口の開け方は律儀すぎる。
by enshu08
| 2008-12-18 00:00
| E_第5課題

