安藤悠・中村碧・野村綾子 ○○○
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上野動物園の一部を敷地として考えた。動物園のシステムは、様々な大きさや行動範囲を持つ動物達をただ檻の中に入れてその間を人が見て回るというもの。それをもっと面白く設計できるのではないかと思った。
一番走るのが速いチーターは一気に走りきる距離が 300mで、その他の動物はそれより遅いのでこの範囲に納まる。そこに人間にとっての300mという道を作り、動物にとっての300mを体感し動物のスケールが感じられる動物園を設計した。
この建物は人が歩く道だが、外側がヒョウ、中側がコアラと、行動範囲がだんだん小さい動物になっていく。最初の方はチーターの速度と合わせて人の速度も素早いものになっていくが、コアラは動くことなく1カ所に留まっているので、人間の行動も留まる空間になっている。地形の高さも動物の視線と合わせるようになっている。
山崎:これは前回(エスキス)でいろいろ話題になった。すごくわかりやすい模型になっている。人間の部分の形が良い。
古谷:これは300mの速い動物が一気に走れる 円状のグラフの中に納めるというのがユニーク。普通はそうはならない。
山崎:前回は確か、串団子みたいに並んでいたんですよね。それがここに発展していったのが面白いと思いました。
古谷:しかしこれは人がここしか歩けない動物園だよね。チーターが走っていっちゃったら二度と見れない。
山崎:みんな双眼鏡で観察する。
古谷:不思議なんだけどこういう円グラフにしたときに、こういうふうに切れているのが不思議で、例えばここが300mここが何m、そういうふうになりそうなんだけど300mの半分になっているのはどういうことなんだろう...。ただの棒状じゃなくて円形になっているところがおもしろい。
by enshu08
| 2008-09-02 00:00
| D_第5課題