第3課題 売るためのデザイン <ブランド再構築>
出題:平本英行
ゲスト講師:峯岸昌弘
「売る」もしくは「利用してもらう」ために、デザインに出来ることを考えてみましょう。
みなさんのまわりには、色々な事業をしている会社や団体があります。
そして彼らには大抵の場合ライバルとなる同業者がおり、常に価格競争と淘汰の波に脅かされています。
こうした状況下で生き残るには、その会社や団体が、他社にはない個性をもつ必要があります。
つまり、その会社や団体の存在意義を明確に打ち出した、アイデンティティとしての個性です。
ただし、仮にこうしたアイデンティティたる個性を持ったとしても、それが求めるべき顧客に好意的に伝わらなくては、意味をなしません。
ここに、デザインの仕事があります。
つまり、会社や団体の個性を顧客に正しく伝え、共感を得る為のデザインが求められます。
この際に必要な表現は、建築だけでなく、商品自体、広告、ロゴマーク、ホームページ・・・と、事業内容により様々な表現が考えられます。
こうした全ての表現が、同一の意思によって束ねられることで、個性が明確になっていきます。
本課題では、実存する会社や団体をとりあげて、その本来あるべき個性をデザインして下さい。
*会社や団体の、既存イメージにとらわれない個性を創造するところから始めてください。
*極力複数の表現を用いてください。建築の枠を超えた表現を含む提案を望みます。
中間提出(11月 5日)
1.とりあげる会社や団体の特徴(強み、弱み)を挙げて、現状を分析
2.本来あるべき新しい個性とそれに適した表現方法へのてがかり
以上をシート(27cm×27cm)に表現
最終提出(11月19日)
表現自由
※その創造した個性を伝えるのに適した表現を選択してください。
参考事例
無印良品:「なんでもいいや」を「無印良品でいいや」に変えて、若干の差別感で売る。
ユニクロ:多色の横展開と買える価格で、「選んで買う楽しさ」を提案。
A-POC:A Piece Of Cloth。一枚の布に、着る人自身がハサミを入れてできあがる縫製の無い服。
DEAN&DELUCA:NYの食のセレクトショップ。映画で、こだわり感の演出ツールとして使われる。
フェラーリ:「確実に売れる数-1」台を生産する数量制限で、希少価値を守る。